01
客引きにあたる行為とは?逮捕されることもある?
ニュースで「客引きで逮捕された」と聞くことがありますが「客引き」についてあまり知らない方も多いようです。
この記事では「客引きとは何か」、「客引きで逮捕されることはあるのか」について解説します。
客引きとはどのような行為?
客引きとは、不特定の人の中から相手を特定し、お店に来るように勧誘することです。
特定の人に対し執拗につきまとったり、進路を妨害したりする行為が含まれます。
呼び込みとの違い
呼び込みとは、不特定多数の人にお店に来るように勧誘することです。
客引きとは違い、お客さんを特定しません。
大声でお店を紹介したり、ティッシュ配りをしたりする行為です。
客引きは違法?
「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」の第22条には、以下のように定められています。
風俗営業を営む者は、次に掲げる行為をしてはならない。一 当該営業に関し客引きをすること。二 当該営業に関し客引きをするため、道路その他公共の場所で、人の身辺に立ちふさがり、又はつきまとうこと
引用元:e-Gov 法令検索
つまり、客引きは違法です。
客引きの罰則は?逮捕される?
客引きは違法であるため、処罰されることがあります。
罰則は、6ヶ月以下の懲役か100万円以下の罰金、もしくは両方とも課せられる可能性もあります。
6ヶ月以下の懲役も考えられますから、悪質な客引きの場合、逮捕されるため注意しましょう。
また、都道府県や自治体ごとに定められている「迷惑防止条例」にも違反する場合があります。
たとえば東京都で、異性による接待の提供について客引きをしたり、進路をふさいで客引きをしたりした場合、迷惑防止条例違反となり50万円以下の罰金や拘留が課されるため注意が必要です。
店から指示されて行った場合でも、原則として客引きをした人にも罰則が課されます。
反対に、店側も従業員がした客引きで処罰されることもあります。
逮捕されてしまった場合
客引きで逮捕されてしまった場合、できるだけ早く弁護士などの専門家に相談しましょう。
弁護士に相談すれば証拠隠滅の恐れや逃亡などの恐れがないと判断され、勾留を避けられる場合があります。
また、取り調べの際の対応方法や今後の流れなどのアドバイスを受けることも可能です。
まとめ
客引きは違法であるため、逮捕されることがあります。
しかし、客引きと呼び込みの違いは分かりづらいため、ご自身が行っている勧誘行為がどちらになるのか心配な方は、弁護士などの専門家に相談するのがおすすめです。
02
当事務所が提供する基礎知識
-
財産分与とは|課税対...
■財産分与とは一般的に財産分与とよばれるものは、正確には清算的財産分与とよばれ、婚姻期間中に夫婦が共同で築いた財産を、離婚後に各自のものになるように分配することをさします。財産分与の対象となる財産は共有財産とよばれ、対象 […]
-
顧問弁護士の役割と重...
■顧問弁護士とは顧問弁護士とは、会社で起こる法律問題や懸念事項に関して相談・サポートを受けるべく企業が顧問契約を結んだ弁護士のことをさします。顧問契約は、専門的な知識や技能、豊富な経験を持つ人が、それらを活かしたサービス […]
-
取引先が経営破綻した...
取引先が経営破綻した場合は、売掛金の回収は相当に困難だといえます。しかし、考えられる法的な手段を尽くして、少しでも多く債権を回収できるように行動することになります。取引先が経営破綻したとの情報が入った場合には、まずは取引 […]
-
問題社員対策|解雇・...
遅刻癖や欠勤が多い、業務を怠ったり仕事能率が悪い、人間関係にトラブルが多いなど、いわゆる「問題社員」に関する対応で苦慮されている企業や会社経営者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。 しかし、問題社員を解雇す […]
-
産業廃棄物処理法とは
産業廃棄物処理法は、廃棄物の排出抑制、適正な分別、保管、収集、運搬、再生、処分等の処理をして、生活環境を清潔にすることで、生活環境の保全及び公衆衛生の向上を図ることを目的とする法律です。一般的に、「産業廃棄物処理法」と呼 […]
-
離婚時の子供の親権と...
■親権とは親権について、親が子どもと暮らす権利として捉えている方がいらっしゃいますが、これは正しい認識ではありません。親権は、親が子どもの権利を守るために行使できる権利のことをさします。親権には、身上監護権と財産管理権の […]
03
よく検索されるキーワード
04
弁護士紹介
弁護士三堀 清(みほり きよし)
弁護士の存在意義は、法律的紛争の予防・回避と、発生した紛争の早期解決の実を挙げることに尽きます。
私どもは、一般民事・刑事事件の分野並び企業法務及び取引に関する分野での経験に裏打ちされた専門性と新しい法律問題にも斬新な手法をもって挑戦する柔軟性を武器に、迅速な対応により、依頼者の方々に結果をもってお応えすることを使命として、日々実務を通じた研鑽を進めております。
- 所属団体
-
- 第二東京弁護士会
- 経歴
-
昭和32年 生まれ
昭和56年 早稲田大学法学部卒業
昭和60年 司法試験合格平成8年
早稲田大学大学院法学研究科(企業法務専攻)修了平成9年 港区新橋に三堀法律事務所設立
平成14年 三洋投信委託㈱(現プラザアセットマネジメント㈱)監査役就任(平成16年まで)
平成15年 千代田区有楽町に事務所を移転
平成16年 東京簡易裁判所調停委員に就任(現任)
平成17年 ㈱ニチリョク監査役就任(平成29年まで)
05
ブログ
06
事務所概要
事務所名 | 丸ビル綜合法律事務所 |
---|---|
弁護士 | 三堀 清(みほり きよし) |
所在地 | 〒100-6311 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング11階1111区 |
TEL/FAX | TEL:03-3201-3604 / FAX:03-6206-3392 |
営業時間 | 平日 9:00~18:00 |
定休日 | 土日祝、年末年始 |
アクセス | 東京駅,二重橋前駅から徒歩2分 |