01
風営法ではどんな客引きが違法になる?
キャバクラ、ホストクラブ、ラウンジなどの業界において、客引き行為は非常に重要な役割を持ちます。
しかし、その客引き行為は法令で厳しく規制されています。
風営法をはじめとした法令は、違法な客引き行為を禁止しています。
この記事では、風営法においてどのような客引き行為が違法となるのかについて解説します。
風営法ではどんな客引きが違法になる?
客引きを規制する法令としては、風営法および迷惑防止条例を挙げることができますが、そのうち風営法の規制対象となるものとしては、接待を伴う店、および午前0時以降でも飲食物を客に出す店があります。
例としては、前者はキャバクラやラウンジなどが、後者は深夜まで営業しているバーなどが挙げられます。
規制内容としては、まず、風営法では客引き行為が厳しく禁止されています。
ここでいう客引き行為とは、具体的には特定の相手に向かって店の利用を勧誘する行為のことを指します。
もっとも、不特定多数への呼びかけは禁止されていないため、通行人の全体に対して勧誘を行い、反応を見て相手が興味を持った場合に店について説明を行うことは可能です。
しかし、それを超えて特定人に対して執拗に勧誘を行ったりしてしまうと違法になってしまいます。
次に、風営法では、客引きを目的にした、公共の場所での立ちふさがりやつきまといが禁止されています。
これについては、勧誘を行ったが立ち去ろうとした人の前に立ちふさがったり、服や腕を引っ張って引き止めたり、特定の通行人に対してしつこくついていき勧誘を続けたりする行為などが該当することになります。
このような客引きを行ってしまうと、懲役および罰金を含む厳しい処罰が課せられることになります。
この際、客引きを行った本人だけでなく、本人の雇用主である法人や事業主なども罰されることになります。
もっとも、風営法違反になる客引きを行わないようきちんとした指示があったなど特殊な事情があれば、雇用主が罰されない可能性もあります。
そのため、勧誘を行う従業員が違法な客引きをしないようにすることはもちろん必要ですが、雇用主としても日頃から従業員に対し勧誘行為に関する指導をしっかりと行っておくことが重要となります。
風営法については丸ビル綜合法律事務所までご相談ください
違法な客引き行為は、周囲の住民に迷惑をかけることになるばかりか、厳しい処罰の対象となってしまうため注意が必要です。
客引き行為について問題になってしまい、罰則を受けそうになってしまった場合には、専門家である弁護士に相談して解決をはかることをおすすめします。
風営法対策についてお悩みの方は、お気軽に丸ビル綜合法律事務所までご相談ください。
02
当事務所が提供する基礎知識
-
ガールズバーの営業に...
ガールズバーの営業において風営法の許可が必要となるケースとは、どのようなものが挙げられるのでしょうか。許可が必要であるにもかかわらず、それを知らずに許可なしで営業を始めてしまった場合には、最終的には営業停止になってしまう […]
-
パワハラ防止法とは?...
パワハラとは、一般的に地位を利用した組織内でのいじめや嫌がらせのことを指します。これは主に会社の中で問題となることが多く、パワハラを原因として離職する人も多いため社会問題となっています。 このような行為を防止するために、 […]
-
財産分与とは|課税対...
■財産分与とは一般的に財産分与とよばれるものは、正確には清算的財産分与とよばれ、婚姻期間中に夫婦が共同で築いた財産を、離婚後に各自のものになるように分配することをさします。財産分与の対象となる財産は共有財産とよばれ、対象 […]
-
債権回収に弁護士が関...
債権回収を弁護士に依頼することで、どのような利点があるのでしょうか。 ・交渉が有利になる弁護士が弁護士の名前で内容証明郵便を送付した場合、支払いがなかった場合は法的手段を取ることを警告する内容となり、債権の回収 […]
-
風営法ではどんな客引...
キャバクラ、ホストクラブ、ラウンジなどの業界において、客引き行為は非常に重要な役割を持ちます。しかし、その客引き行為は法令で厳しく規制されています。風営法をはじめとした法令は、違法な客引き行為を禁止しています。この記事で […]
-
債務回収までの期間や...
債権回収までの期間は、事情によって異なりますが、以下の例が挙げられます。まず、弁護士が債権回収を受任した場合、弁護士から直接取引先に電話したり面談したりして催促を行います。弁護士の直接の催促により相手方が支払いに応じてく […]
03
よく検索されるキーワード
04
弁護士紹介
弁護士三堀 清(みほり きよし)
弁護士の存在意義は、法律的紛争の予防・回避と、発生した紛争の早期解決の実を挙げることに尽きます。
私どもは、一般民事・刑事事件の分野並び企業法務及び取引に関する分野での経験に裏打ちされた専門性と新しい法律問題にも斬新な手法をもって挑戦する柔軟性を武器に、迅速な対応により、依頼者の方々に結果をもってお応えすることを使命として、日々実務を通じた研鑽を進めております。
- 所属団体
-
- 第二東京弁護士会
- 経歴
-
昭和32年 生まれ
昭和56年 早稲田大学法学部卒業
昭和60年 司法試験合格平成8年
早稲田大学大学院法学研究科(企業法務専攻)修了平成9年 港区新橋に三堀法律事務所設立
平成14年 三洋投信委託㈱(現プラザアセットマネジメント㈱)監査役就任(平成16年まで)
平成15年 千代田区有楽町に事務所を移転
平成16年 東京簡易裁判所調停委員に就任(現任)
平成17年 ㈱ニチリョク監査役就任(平成29年まで)
05
ブログ
06
事務所概要
事務所名 | 丸ビル綜合法律事務所 |
---|---|
弁護士 | 三堀 清(みほり きよし) |
所在地 | 〒100-6311 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング11階1111区 |
TEL/FAX | TEL:03-3201-3604 / FAX:03-6206-3392 |
営業時間 | 平日 9:00~18:00 |
定休日 | 土日祝、年末年始 |
アクセス | 東京駅,二重橋前駅から徒歩2分 |